社会人として一歩踏み出したあの日。ふと目に入ったのは、川沿いや道路の脇に立つ桜の木でした。期待と不安、落ち着かない気分のときに見た桜の姿に、なんだか心が軽くなる気がしたのをおぼえています。そういえば数年前の入学式のときも、同じような気持ちで桜を見ていたことを思い出して「あれから今日まで、いろんなことをちゃんと乗り越えてこれたよね」と、これからの社会人生活もきっと大丈夫だと、少し自信が持てたのです。
これまでの人生のなかでも大きな節目だったあのときを、さりげなく見守ってくれた桜の木は、ちょっと特別な存在かもしれません。そんな桜の木から作られたパールネックレスを、若い世代の社会人に寄り添うライフスタイルメディア「このごろ」編集部が見つけました。
使われているのは日本のどこかで剪定された残木や、老朽化などでやむなく抜かれた桜の木。それを職人さんが削り出し、パール塗装をほどこしているそう。廃木材を捨ててしまうのではなく、素材として大切に活用する考え方も素敵。手に取ってみるととっても軽くて、どこかあたたみが感じられます。
パールのアクセサリーにあこがれはあったものの、あまり自分自身とは縁がない気がしていたけれど、桜の木ならしっくりくる。まるで「お守り」のように思えました。
これからの日々に、そして、いずれまた訪れる人生の節目の時にも、このネックレスを着けていきたいと思える逸品です。(おおらかなメディア「このごろ」編集部)