細長さが目を引く「短冊帳」。実は、あの商品の端っこから生まれました。
みなさま、紙ものはお好きですか?
デジタル化が進む今だからこそ、自分の手で「書く」時間は、心をととのえる大切な儀式のよう。お気に入りの紙を切ったり貼ったり……大人になっても、紙ものに触れる瞬間の「きゅん」とする気持ちは変わらないものです。そんな紙もの好きのみなさまに、少し変わった物語を持つアイテムをご紹介します。
- 細長さの正体は、あの商品の「端っこ」
- 「もったいない!」が生んだ、奇跡の細長さ
- 朝・昼・夜の情景をかさねて
- 使い方は自由自在。アレンジは無限大!
細長さの正体は、あの商品の「端っこ」
ある時、とある商品担当さんから、私のもとへお声がかかりました。「印刷の工程で、どうしても“端っこ”が余ってしまう。なんとか活用できないかな……。」
その商品の正体とは……
100枚すべて柄が違う、紙もの好きにはたまらないコレクションです。大・中・小の3サイズを並べて印刷する際、どうしても活用できない「細長い余白」が生まれていました。
「もったいない!」が生んだ、奇跡の細長さ
その余白は、幅わずか2.4cm。 本来ならそのまま廃棄されるはずの、ほんのわずかな「紙の端」でした。 端っこすぎて使い道がなく、捨てられようとしていたのです。 しかし、美しい絵柄を支えてきた貴重な紙たち。このまま捨ててしまうのはあまりにもったいない!という思いから、この細長さを活かした「短冊帳」として生まれ変わることになりました。
実現までには、2つの大きな壁がありました。
(1)デザインの壁
あまりに細いため、元の便せんのような繊細な絵柄を印刷するのは至難の業。そこで「絵」ではなく「色」で表現することに。1枚ずつ異なる100色のグラデーションで、新しい命を吹き込みました。
(2)製本の壁
印刷会社さんも驚くほどの細さ。これほど細い紙を美しく束ねるには、高度な技術が必要です。検証を重ね、ようやくこの形にたどり着きました。
ちなみに、細い紙を束ねる工程において表面にいろいろなキズがつくことがあります。
朝・昼・夜の情景をかさねて
この「短冊帳」の特徴は、繊細な細長さだけではありません。 パラパラとめくるたびに表情を変える、100色のグラデーションにもご注目ください。 そしてこの100色は、朝・昼・夜それぞれの時間帯に見せる色をイメージしています。
使い方は自由自在。アレンジは無限大!
「細長すぎて、何に使えばいいの?」
そんな声も聞こえてきそうですが、実はこの形、万能なんです。
・ひとりごと記録に
その時の気分で色を選んで、今の気持ちを一行だけしたためる。それを丸めて小瓶に溜めていけば、ひとりごと貯蓄ができちゃいます。
・本の付せん代わりに
お気に入りのフレーズを書き留めて、ページに挟んで。のりを使わないので、大切な本を傷つけずに楽しめます。
・プレゼントなどのアレンジに
この細さは、まさに紙のリボンのよう。
ギフトに添えたり、メッセージを書いて巻き付けたり。おしゃれなラッピングもお手のものです。
書いたり、切ったり、丸めたり。
同色2冊セットなので、思い切って使えるのも魅力です。何を作ろうかワクワクしていた、幼少期の工作のように。 あなただけの自由な楽しみ方を、ぜひ探してみてくださいね。

