とろけるような口あたりと芳醇な香りがたまらない、長野県産の「ラ・フランス」です。ラ・フランスといえば山形県が有名ですが、実は長野県はそれに次ぐ全国2位の生産量を誇る、隠れた名産地。長野ならではの標高の高さと、昼夜の大きな寒暖差が、ラ・フランスの栽培に非常に適しています。昼間の太陽の光をたっぷり浴びて糖分を作り、夜の冷え込みでその糖分を果実にぎゅっと蓄える。この繰り返しが、ラ・フランスの芳醇な香りとコクのある味わい深いおいしさを生み出します。地元長野で長年フルーツの仲卸を営む明日香の武居恭二さんは、「地元長野の多くの生産者さんとのご縁から、これはという逸品を選び抜いています」と語ります。生産者の想いと長野の気候が育んだ、特別な味わいなのです。肉質がきめ細かく、甘みがしっかり感じられる濃厚な味わいが特徴のラ・フランス。この秋、贅沢なデザートとしてはもちろん、チーズや生ハムと合わせて、ワインと共に楽しむのもおすすめです。とろけるような贅沢な秋のひとときをお過ごしください。
【追熟で変わるラ・フランスの味】
ラ・フランスは、収穫直後ではなく、少し時間をかけて追熟させることで真価を発揮する果物です。まだ硬く、酸味のある果実が、やがてジューシーで、舌の上でとろけるような滑らかな口当たりに。この変化を待つ時間も、愛おしく感じられるはずです。
<追熟のヒント>
●見分け方: 軸の付け根を指で軽く押してみて、耳たぶくらいのやわらかさになったら食べ頃のサインです。軸にシワが寄ってくるのも目安になります。部屋に甘く芳醇な香りが漂い始めたら、食べ頃はもうすぐそこです。
●保存方法: 乾燥を防ぐためにビニール袋に入れ、風通しのよい常温(15〜20℃程度)で保存します。
●裏技: りんごと一緒に保存すると、りんごから出るエチレンガスの影響で追熟が早まります。
追熟が進んで食べ頃になったら、冷蔵庫で1〜2時間冷やしてから食べると、ひんやりとろける食感と香りがさらに引き立ち、格別の美味しさです。