「弁天様にささげる妙音」をコンセプトに新しい「おりん」が誕生しました。弁天様は「芸事」を司る神仏として知られています。また「財福」をもたらす七福神の一尊としても親しまれていますが、その起源は古代インドの川の女神に遡(さかのぼ)ります。そのような由緒ある弁天様に美しい音色を捧げることで、みなさまに良いご縁が結ばれることを願い、京の匠の技を結集し特別な「おりん」を作り上げました。「くみひも」は京都の老舗「昇苑くみひも」の職人、八田さんにお願いして川の女神という側面から二色の「青」、財福のイメージから「金」、そして白蛇を使いとしている点から「白」の絹糸を選び、特別な組ひもを、ていねいに編んでいただきました。「おりん」は、約200年の歴史を持つ鳴物神仏具(なりものしんぶつぐ)の専門工房「南條工房」の南條さんの熟練の技によるもので、古くは正倉院の宝物にも用いられたという合金「佐波理(さはり)」を使用し、高い音色に仕上がっています。風を受けてどこまでも響き渡る清らかな音色は、日々の喧騒を忘れさせ、静かな瞑想の時間へと誘います。
「おりん」とは?
仏教の儀式に用いる「梵音具(ぼんおんぐ)」の一つ。(宗派によって呼び方は異なります)澄んだおりんの音は、祈りを極楽浄土まで届けると言われています。
「LinNe/リンネ」
京都で創業190年余り、祇園祭や各地の囃子鉦・鳴物神仏具を専門に製造している「南條工房」が、もっと身近に佐波理おりんの音色を楽しんでほしいという想いから立ち上げたオリジナルブランドです。