フェリシモがある神戸、そして私の地元である西宮には灘五郷と呼ばれる、全国でも有名な酒どころがあります。縁あって白鶴さんにお声がけし今回の企画が実現しました。「酒造りに使っている布と同じもので服が作れないか?」という話になり、見つかったのは「麺の布団」。お酒の素となる麹づくりの工程は特に温度管理が大切で、温度が下がらないように麹蓋の上から布団のようにかけてあげるそうです。しかし、今白鶴さんで使われている布とまったく同じものが手配できないことが判明。生地ブランド・シャトルノーツさんに相談したところ、ほぼ同じものを作ってくれることになりました。しっかりと打ち込まれた厚手の生地の裏には密度の高い起毛がほどこされていて、見るからに暖かそうです。この「麹の布団」を着やすいシャツに仕立てています。右袖口には、利き酒のときに使う蛇の目模様の入ったおちょこをイメージして、ブルーの2本線をプリントしました。