みんながうれしい未来へ!旭山動物園とつくったしあわせの基金

みんながうれしい未来へ!
旭山動物園とつくったしあわせの基金

 未来の地球や動物たちのために、ハッピーでポジティブな支援をふだんの買い物から始めたい。身近な買い物がだれかのしあわせにつながる。そんなハッピーの連鎖って素敵です。旭山動物園にいるイキイキとした動物たちをモチーフにした商品を一緒に作りました。

 旭山動物園は、日本最北の動物園として、昭和47年に北海道旭川市で開園。地元の動物が自然に近い環境で暮らす「北海道産動物舎」を設置するなど、動物の生態がわかり、生命の輝きにふれられる独自の展示が人気です。長らく環境保全活動に取り組まれています。

坂東園長と「ボルネオへの恩返しプロジェクト」

今回、旭山動物園の坂東園長を訪ね、その活動や今後の取り組みについてお話を伺いました。

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坂東 元(ばんどう げん)
旭山動物園園長。1961年北海道生まれ。酪農学園大学卒。
獣医となり1986年より旭山動物園に勤務。飼育展示係として数々の施設デザインを担当。動物がもつ生態や能力を引き出すよう工夫した行動展示は旭山動物園を一躍有名に した。2009年より現職。
https://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/asahiyamazoo/

世界の動物たちの環境問題を視野に入れて

「私たちは、自分たちの動物園だけではなく、もっと世界の動物に目を向けたいと思っています。野生動物の保護や環境問題に取り組むことで、私たちはさらに動物と対等な関係になれるはず。そのひとつの取り組みが「ボルネオへの恩返しプロジェクト」。日本で暮らす私たちが恩恵を受けるパーム油の生産地ボルネオでは、アブラヤシ農園開発で熱帯雨林が伐採され、ゾウやオランウータンが迫害されているのが現状です。そこで我々は、傷ついた動物などを保護し、保護区へ移動させる手伝いをしています」。

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さらに、ほかの動物の保護施設や病院を設け、世界のモデルケースになる野生生物保護施設を目指したいと園長の展望は尽きません。そのため、支援に繋がる自販機を園内に設け、売り上げの一部を寄付に当てています。

動物本来の行動を引き出せる 動物園を維持するために
「あさひやまもっと夢基金」

「2つ目の取り組みは、「あさひやまもっと夢基金」。動物が自分の能力を発揮し、生態に沿った暮らしを送るには施設整備や改修が欠かせません。絶滅危機にある動物の繁殖、動物種の保存も園の重要な取り組みです」。

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連綿と繋いでいく命 国内初、ホッキョクグマの繁殖
繁殖がむずかしいホッキョクグマが、繁殖に成功したのは旭山動物園が国内初!獣舎の設計、飼育担当者の努力など、園を挙げて繁殖と飼育に力を注いだ結果、新しい命の誕生に繋がりました。

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ペンギンが園内を散歩 ユニークな行動展示
動物が能力や感性を発揮できる「行動展示」を行う旭山動物園。集団移動するキングペンギンの習性を利用し、冬の運動不足解消のために園内散歩を実施。間近でペンギンが散歩する様子を楽しめます。

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北海道で暮らす動物を 豊かな自然で飼育する
旭山動物園には地元の動物が暮らす「北海道産動物舎」があります。展示施設は北海道の森に入って動物を観察するような雰囲気にこだわり、本質的で豊かな自然も実感できる仕組み。

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今回、園長のそんな熱い想いとともに、2つの活動を支援するフェリシモとの新たな「旭山動物園とボルネオの森恩返し基金」をつくりました。

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