Mino-yaki

タイルを知るほどに
感情移入していく

古いおうちのお風呂や洗面台に萌える。清潔だけど多彩で、冷たいけれどあたたかい。なんて考えていくと分かってきた、そう、タイル。あの一面のタイルが”萌え“の理由かもしれないと。

タイルはコラージュのように小さなパーツが寄り集まって、ひとつの世界を成している。だけどぐっと目と心を引き寄せてみると、そこには異世界の魅惑が広がっていた。

まずは色。石よりも発色は美しくクリアだけど、蕩けるように乳がかっているのは、質感とも関係しているかもしれない。ぴかぴかよりも鈍く、つやつやよりもすべやかで湿度を感じるのは、硬さとも関係しているのかもしれない。石膏よりも硬く、ダイヤモンドよりも脆く繊細なのは、温度とも関係しているかもしれない……着々と掘れば掘るほど、魅惑の理由が分からなくなってくるものの、それでもひとつの決定事項は、タイルは「個」としての、ほかにない光を放っているってこと。まさしく、人と同じく。

タイルは、およそ10の工程を経てこの世に生まれる。原料は土。おもに顆粒状のそれをプレス機で、何百トンもの圧力をかけて成形する。
釉薬をかけ、乾燥させたらいよいよ窯へ。トロッコのような台車に乗って、ごうごうと炎の燃えさかるトンネルの中を進み、土と釉薬が愛するように溶けあって、冷えて定まりタイルとなる。土と釉薬、どちらも自然の産物だから、一枚一枚に思いもよらない仕上がりをみることがある。素の相性、その深さ厚さ濃さ、天気や気温、火力や速度まで。誰のコントロールももはや及ばないところで、タイルの「個」が、祝福されるようにできていく。

そんなふうに知れば知るほど、どんどん感情移入していく。だからこそ、今回はタイルだけのコレクション。作っているのは岐阜県の東濃地方。タイル産地のメッカとしても知られるけれど、その根底には1300年を超える焼き物「美濃焼」の伝統と技が、しっかりと息づいている。
その存在感の正体が、ようやく分かった。

タイルは四角、多角形や円形、花形、しずく形などさまざま。色あせしにくく、美しさが長く保たれる。アクセやコースターにアレンジするのもおすすめ。

日本のタイルが
生まれた「もと」

タイルは古代エジプト時代より数千年の時を経て世界中に広がり、日本で使われ始めたのは明治時代。外国人建築家が西洋建築に用いたのは当初輸入ものだったが、美濃焼の陶工たちが培った技を駆使しタイル作りに挑んだことで、一枚一枚に異なる風合いを持つ、日本独自のタイル表現が生まれた。

釉薬のプロたちのもとタイルは作られています。

お届けについて

毎月1回、12種類の中から、1種類ずつお届けします。

※1回のお届けセット例です。

1回のお届けセット例

シンプルなパッケージ入りで、
贈りものにもおすすめ。

Collection

apricot
apricot
soot
soot
water
water
snow
snow
flame
flame
leaf
leaf
mouve
mouve
soil
soil
cherry
cherry
mint
mint
indigo
indigo
lemon
lemon

Mino-yaki Collection

釉薬のディテールに見惚れる美濃焼タイルの会

釉薬のディテールに見惚れる
美濃焼タイルの会

月1セット 2,420(税込み)