しあわせ運ぶ六彩馬 Collection no.30

北欧の国・スウェーデンには、「ダーラナホース」という馬をモチーフにした木彫りの伝統工芸品があるらしい。この色彩豊かで愛らしいオブジェは、家族の無事を祈り、しあわせを運ぶお守りとして、現代でも人気のある贈りものなのだとか。さて、来る2026年は「丙午(かのえうま)」年。日本でも古くから、その年の干支の置物を縁起ものとして贈ったり、自宅に迎えて飾る風習がある。インテリアが大好きで、北欧デザインの素朴な美しさと和の陶磁器の親和性を常々感じていたプランナーの思いが出会いのきっかけとなり、モダンでカラフルな九谷焼の小馬たちが誕生した。九谷の伝統色である五彩と、美しい白磁器をイメージして釉薬を調色した、北欧風の六彩馬。福々とした顔立ち、ぽってりとしたフォルム。紅白で並べて飾れば、おめでたい気運もぐんと高まりそう。

白(しろ)

(左から)露草(つゆくさ)色/ 檸檬(れもん)色

(左から)灰桜(はいざくら)/錆浅(さびあさぎ)

鴇(とき)色

ひとつひとつ、色・風合い・釉薬のむらが異なるのは焼き物ならではの味わい。

中は空洞です。

美しい色彩と、大胆にして繊細な造形美。サイズ感も可愛らしい。(水引きは商品に含まれません)

宮創(みやそう)製陶所
九谷焼の地、石川・小松で1914年に創業。100年以上にわたり九谷焼の素地づくりに携わる窯元。主に招き猫やふくろうなど縁起物を始め、季節の干支の置物や現代的な需要に応えた、多種多様な「新しい九谷焼」を生み出し続けている。

色の組み合わせでおめでたいお飾りにも。

集めた六彩馬を並べるだけで、華やかな一角に。九谷の磁器本来の「白」、五彩と呼ばれる絵付けの伝統色「赤・青・黄・緑・紫」を釉薬で表現し、色彩を調整してモダンな印象に仕上ています。どこか北欧の雰囲気を感じるのは、アレンジによって生まれた新たな彩りにも影響を受けているのかもしれません。