深みのある美しい色。染料のもとになっているのは、なんと……ワイン・水なす・抹茶……それぞれの背景がユニークで素敵なのです。洗濯機で洗えるのもうれしい。
●お届け例です。〈水ナス染め〉。織り柄は、水ナスのフォルムが幾何学模様になっていて、洗練された印象。
二重ガーゼ織りでふわっと軽くやわらか。長めなので、ぐるぐるっと巻いてもいいですね。
●お届け例です。〈ワイン染め〉たっぷりサイズだから、ふんわりラフに巻いただけでもイイ感じ。
〈ワイン染め〉見えにくいのですが……織り柄は、片側から反対側へ向ってぶどうの粒がワイングラスに変形していくという凝ったもの。
●お届け例です。〈抹茶染め〉織り柄は茶畑をイメージしたデザイン。楽しい!
老舗タオルメーカーのファクトリーブランドが手がけるこの「エシカルストール」は、タオル職人が「”役目を終えた残りものや使えなかったもの”などの自然素材を染めに使えないか?」と思い立ったのがブランドのはじまり。「神さまが最後に残してくれた色」をテーマに、地域の伝統や技術を生かしながら新しい価値を生み出し広く伝えていきたいという同志たちが、業種を超えアイデアを出し合い誕生しました。……エシカルって何だろう?「エシカルファッション」というような使い方をよく目にしますが、エシカルとは「人や地球環境にやさしい」や「社会や地域に配慮した考え方や行動」と言えるのではないでしょうか。作る・売る・買うどの立場でも「エシカル」って大事だなと思うのです。
〈水ナス染め〉泉州と言えば、水ナス。「水ナスの浅漬け」が人気のマコト商店さんの、形が悪かったり傷があり漬物にできない水ナスを廃棄せず、染料の原料として活用することに。
〈ワイン染め〉深く美しいワインレッド。泉州エリアのすぐ横、大阪羽曳野市にあるワイナリー「河内ワイン」でワイン醸造後に廃棄する澱を使い染色したもの。もちろんぶどうも地元産。
まさに「ワインレッド」。すばらしい。
〈抹茶染め〉心落ちつくやさしくあたたかな美しい緑。江戸末期、千利休ゆかりの地、大阪堺市で創業した老舗「西尾茗香園茶舗」で、宇治の契約農家から仕入れた茶葉を工場で挽いた際、お茶として販売できなくなったものを染料の原料として活用。
自然のものから、こんなに強くて美しい色が生まれるなんて感動的。どの色もそれぞれ素敵。そしてどれも香りが脳内で浮かぶ。めっちゃイイ。
端はフリンジで軽やか。