資源の無駄をなくすために
ホリゾン社では、カシミヤの紡績時に出る落ちわたや製品のロス生地を廃棄せずに、わたに戻して使用するための機械も導入し、カシミヤを無駄なく使用しています。国際的なリサイクル認証GlobalRecycle Standardも取得しています。
ホリゾン社は、カシミヤのサステナビリティーに世界規模で尽力している日本の企業です。中国は内モンゴル自治区にて、カシミヤヤギの畜産農家の方と提携し、自社工場で紡績から製織、編み立てまでワンストップで行い、明確なトレーサビリティーを実現しています。
また、2018年からは、自社牧場でカシミヤヤギの飼育も開始。地域の人々とともに未来を見すえた、持続可能なカシミヤヤギの飼育を研究をしています。ホリゾン社のカシミヤは、内モンゴルの中でも寒暖差が激しく、乾燥した二狼山に生息するカシミヤヤギから採取されます。二狼山のカシミヤヤギは、厳しい環境から身を守るためにやわらかな毛を蓄えますが、1匹からセーターに使える毛は、たった100〜150g ほど。貴重なカシミヤの手ざわりを私たちが受け取れるのは、カシミヤヤギと、カシミヤを守り育てる人たちの創意工夫があってのもの。背景を知れば、感謝の念にたえません。