人生のターニングポイントを素敵に乗り切る秘訣 前編 イラストレーター 堀川 波さん

ミニツクの人気プログラム 「大人のおしゃれの見つけ方 上手な色合わせレッスンプログラム」 が、多くの女性の共感を集めています。ファッションは好きだけど、年齢を重ねて「おしゃれの曲がり角」にぶつかっている方、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。世の中にさまざまな解決策があるなかで、「大人の上手な色合わせレッスン」は色で解決するというシンプル&分かりやすさが魅力。監修してくださった堀川 波さんに、大人のおしゃれのコツをお伺いしました。

    前編:年齢で変化するおしゃれと、上手な色の付き合い方
    後編:人生を楽しむコツと、最近新しく始めたこと

    ─ 「大人のおしゃれの見つけ方 上手な色合わせレッスンプログラム」が女性たちに人気です。

    堀川さん: とてもうれしいです。私自身、色に助けてもらうことが多いんですよね。年齢による体型の変化も色合わせでカバーしています(笑)。

    ふだんのコーディネイトは自分なりのルールがあって、メインの1、2色にプラス1色というのが私の定番。色数は少なめにして差し色を効かせると、ぐっとこだわり感が出ておしゃれに見えるんですよ。たとえば濃い色のワンピースに籐(とう)のアクセサリーを合わせて軽やかに見せたり、ほんの少しだけ白を入れたり。ワンポイントに赤や青を入れるのも好きです。

    ─ レッスンでは、いろいろな色合わせが紹介されています。
    ピンクのコーディネイトなど新鮮でした。

    堀川さん: 大人の女性ってピンクが好きじゃないですか。

    それに、ピンクの服を着ると気分もあがりますよね。おしゃれに取り入れるにはなかなかむずかしいけれど、大人が着られる色ってないかなと探したのがフューシャピンクです。パキッとした色なので、コーディネイトが引き締まります。かっこいいピンクだから甘くなりすぎないのもいい。甘すぎるとおばちゃん感が丸出しになります。

    ただでさえ体型が丸くなって、ファンシーになっていくのに(笑)!

    濃いブルーとグレーの組み合わせは、きりっと、スッキリ系。インナーに白を合わせれば野暮ったくならず、顔映りもよくなります。定番カラーだと自分らしくなって落ち着きますよね。でも無難になりすぎるとつまらないので、色で遊ぶといいなと思います。

    上手な色合わせレッスンプログラム

    ─ 年齢でおしゃれが変化したこと、ありますか?

    堀川さん: 以前は「大人になったら高級品が買えるのかな」と思っていましたが、どんどんプチプラを選んでいる自分がいます(笑)。若いころはがんばって背伸びして高い服を買っていたけれど、大人になった今はそんな余裕もない。けれども、おしゃれはしたい。

    そういう時も、色合わせを工夫すれば、お金をかけずにおしゃれが楽しめるんですよね。バッグだけは高い物を合わせて安見えしないようにする、というようなことも大人だからこそできることもあります。

    「おしゃれの曲がり角」は、色にこそ解決策があると思っています。特に40代、50代になるとカジュアルに悩むという人が多いですね。「キレイめに見えるカジュアルってどんなの?」と、みんなが悩む。

    上手な色合わせレッスンプログラム

    ─ それは実感します。
    若い頃と同じようにスニーカーを履いたら、野暮ったいおばさんになって……

    堀川さん: そうなんですよね。おなかも出てくるから、私なんて上下分かれた服を着ることも少なくなってきました(笑)。もう丸みがすごい。背中や肩って、年齢を映し出すっていいますもんね。

    年齢のおしゃれって解決策がないというのがおもしろいところでもあり、悩ましいところでもあります。コーディネイトの本を何冊か出していますが、いまだに私も今日何を着ようかと悩むことがあります。

    そこで、いくつかのコーディネイトを決めておいて「制服化」しちゃおうと。 そうすれば、朝出かけるときに迷うこともなくなりますよ。

    ─ コーディネイトの制服化、5、6パターンあれば1週間くらい持ちそうです。

    堀川さん: そうそう、「この服には、この靴とこのバッグ」と決めちゃった方が絶対にラク!

    最近は、着回しということをあまりしなくなりました。 「大人のおしゃれの見つけ方 上手な色合わせレッスンプログラム」ではスタイリング見本のカードをお届けしているので、それを活用してもらえれば制服化できると思いますよ。

    上手な色合わせレッスンプログラム

    ─ 堀川さんの著書で「プチプラの服は、買いかえてアップデートしていこう」 というメッセージに、なるほどなと思ったんです。次の解決策があれば、 捨てるのも怖くないかも。

    堀川さん: 捨てることで買える、というのがあると思うんです。捨てることで「新しいチャレンジができる!」という気持ちが湧いてくるというか・・・・・・。

    何かを買う、新しいことを取り入れるって、おしゃれの喜びであり醍醐味だと思うんですよね。私のクローゼットにも長く着ている服もありますが、その時代のトレンドや新しい風を感じる方が私は好きですね。

    常にそのときの風を入れておかないと、どんどんおばさんになるような気がします。だから、悩まずすぐに取り入れられるプチプラが好きなのかもしれません。

    上手な色合わせレッスンプログラム

    前編:年齢で変化するおしゃれと、上手な色の付き合い方
    後編:人生を楽しむコツと、最近新しく始めたこと


    上手な色合わせレッスンプログラム

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