ミニツクでスタートする 「小さいノートレッスン」 。 ご自身で生み出した「小さいノート活用術」を活用し、 仕事もプライベートも120%満喫している、監修の「毎日、文房具。」編集長・髙橋拓也さんに、お話を伺いました!
■素直な気持ちにフタをしないから「してみたい」がどんどん増えるノート術。
小さいノートを常に持ち歩いてメモをとって生活するようになり、「行ってみたい!」「食べてみたい!」「試してみたい!」など自分の「してみたい!」を逃さなくなりました。不思議なもので人間は思いついたときにメモをしないと、どんどん忘れてしまう生き物です。小さいノートは持ち歩いても負担にならないので、思いついたときにすぐに書くことができ、アイデアを忘れないようになりました。自分の素直な欲求を受け止めてくれる相棒がいる、そう思うと自分の「してみたい!」にフタをすることがなくなり、前よりもずっと「自分がやりたいこと」を思いつくようになった気がします。
■本当にやるべきこと・やりたことが実行できるようになる。
小さいノートに毎日のTO DOをメモして過ごすことで、テレビやYouTube、SNSの閲覧など、なんとなく無駄にしていた時間を自分がやりたいことを実行する時間に変えることができました。すると、やりたいことがいっぱいになるので、優先順位をつけるようになりました。本当に自分がやりたいこと、やるべきことを優先的に過ごすのです。実はやらなくてもよかったことも見えてきて、なんとなく参加していたイベントや、惰性で続けていたスマホのゲームなど、思い切ってやめた習慣もたくさんあります。充実した毎日を過ごすとストレスも感じにくくなったように思います。なんといっても自分がやりたいことがたくさん実現できているのですから。その余裕が、周囲の人(それも自分が本当に大切にしたい仲間)との人間関係をよりよいものにすることにも、つながっているように思います。
■ストレスも嫌なことも全部、小さいノートに吐き出そう。
コロナ禍で家にいる時間がずいぶん増えました。もともと外に出かけることが好きな自分にとっては大きなストレスに、エネルギーが余ってしまったのか、ひどいときには夜に眠れない時期もありました。 『毎日を自分らしく生きるための 小さいノート活用術(玄光社)』 にも書きましたが、ストレスが溜まったときに小さいノートに吐き出すように思いを書くとスッキリするのでおすすめです。こういうときの小さいノートは、嫌な顔をせず、そして何も言わず話を聞いてくれる大切な相棒だと思いながら書いています。後から読み返すことで「こうすれば解決につながるかも?」など第三者の目線で冷静に自分へのアドバイスをすることもできました。また、家にいる時間を有効に使おうと考え、有り余るエネルギーをライフワークにしているオリジナル文房具の企画で向け、小さいノートと一緒に使うと便利な文房具をたくさん企画・販売しました。「アイデアの素」はコロナ禍に入る前に書き留めていた小さいノートからの抜粋です。過去のアイデアの種を手元の新しいノートでどんどん育て、ふくらませました。
■厳しいルール・専用ノートが続かないワケ。
過去に私が失敗した事例も紹介しておきます。それは、「このノートは読書用!」「こっちのノートは旅行用!」と用途を決めてノートを使っていたことです。初めはモチベーションも高いので書けるのですが、あっという間に続かなくなりました。特に旅行用ノートが典型的で、すぐに本棚に眠ってしまい、いざ次の旅行がきても連れ出すことも忘れたくらいでした。そういう気合が入ったものは、ノート自体の価格も高いものを選びがち……わが家には初めの数ページしか使っていない高級なノートが今も残っています。(今度断裁してメモ用紙になる予定です・涙)
■読書も旅行もToDoも「同じノート」に書き留めて。
今は、毎日持ち歩く小さいノートにルールや用途を設けずに、なんでも書くようにしています。例えば、読書も旅行も映画の感想も同じノートになんでも書くのです。日常の延長に旅があると考えると、なにも旅行だからといって特別に気合を入れてノートを作る必要もありません。時系列でページが並んでいるので旅行前後の自分のことも記録ができて楽しいです。逆説的ですが日常のノートと旅のノートを一緒にすることで、毎日を旅するように過ごすこともできるようになった気がします。例えば、以前は旅先で訪れたお店のショップカードを残すなどしていましたが、今は日常生活でも初めて行ったカフェのショップカードを貼るなど、毎日の暮らしでも発見や記録を大切にするようになりました。
■現状に満足できていないときは、小さいノートで自分を取り戻そう
毎日何かに追われている人、自分らしい生活が送れていないと感じている人、ずっと前からやりたいことがあるけれどなかなか実行に移せていない人などに、ぜひ試していただきたいです。小さいノートで自分の時間を取り戻し、自分のやりたいことをたくさん実現できる楽しい生活を過ごしてほしいです。「小さいノートレッスン」でお届けするノートは、きっとあなたにぴったりな相棒になってくれると思います。まずはペンと一緒に毎日持ち歩くことから始めてみてくださいね!