夢中天国

想像と創造のスイッチ Collection no.17

Crystal Glass

多種多様な輝きのデザインは、
人の手から生まれた。

すごくいいな、と思ったのは、デザインが多彩なこと。繊細な絵付けがされていたり、オパールのように輝いていたり、レリーフみたいにお花が彫られていたり。見ているだけで楽しくなるような、いろいろな意匠。職人さんが技を凝らして作り上げた創造物ならではの美しさ。見ていて飽きない。

ここにずらりと並ぶキラキラたちは、ガラス製の「カボション」と呼ばれるもの。背面が平らになった、ドーム形のフォルムが特徴。19世紀後半にライン川で採れる水晶を加工してラインストーンが生まれ、その後ガラス加工が発展してさまざまな模造宝石が作られた。カボションもそのひとつで、それらの模造宝石の多くはコスチュームジュエリーに使われていたとか。コスチュームジュエリーはファッション性やアート性を重視したもので、その自由で大胆なデザインは多くのハリウッド女優にも愛されたそう。もしかしたらこのカボションたちも、華やかなジュエリーに使われる予定だったのかもしれない。かもしれない、というのは、実際には使われなかったから。今回登場するカボションは、主にドイツの倉庫で発見されたヴィンテージ。製造当時の紙に包まれたまま、開封されていない正真正銘のデッドストック。つまりは、作られてからずっと、眠り続けていたというわけ。そして長い時を経て、あなたのお手もとにやってくる、という不思議。

もしかしたらハリウッド女優の胸もとを飾っていたかもしれないものが、自分の手の中にある。それはちょっと、おもしろい感覚。それぞれに趣向を凝らしたひと粒ひと粒、その奥にある職人さんの技術や製造の背景に想いをはせていると、時間があっという間に過ぎてしまう。どんな職人さんが作って、どんなアクセサリーになるはずだったのか。このパーツをどう使うつもりだったのか。いや、私だったらこう使うかも。そんなことを考えていたら、カボションたちが思考のスイッチを押すボタンのように見えてきた。

kiko vintage

ヨーロッパやアメリカから買い付ける、ヴィンテージのアクセサリーパーツを取り扱うショップ。アクセサリーを制作する中で出会ったコスチュームジュエリーやヴィンテージパーツに惹かれ、2018年より運営を開始。

フォイル

裏面に金属箔を貼り、光沢を増して光を強く反射させたもの

オパール風

ガラスの中に銀箔や粒状ガラスを散りばめてオパールのような輝きを表現

ジャパンヴィンテージ

七宝など日本伝統の技術で製造され、海外に輸出されたもの

型押し

ガラスを型に流し込み、花などの立体模様を作る技法

(左)製造時の紙に包まれたまま、開封されることなく当時のままの状態で発見されました。
(右)背面が平らなので、接着剤で手軽にピアスやリングが作れます。

●1回分のお届けセット例です。

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